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壽初春大歌舞伎 昼の部と夜の部   

さあさあ、今年初の歌舞伎です。
都合上また無謀な事をやってしまいました。昼と夜通しで観るなんて!
昼の部は11:00スタート、夜の部の終わりは21:00過ぎ、滞在しすぎです。

1月は発表されてからかなり楽しみにしていました。演目も出演者もいいのです。
玉三郎さん、勘三郎さん、吉右衛門さん、福助さん、幸四郎さん、芝翫さん
梅玉さん・・・きりがないので止めておきましょう。

同伴は歌舞伎好きの狂った姉。前の日は寝不足だったようで
都こんぶを何個も持参していました。
「これ食べていれば眠らない」と豪語していましたが、途中で数回気絶してた様子。




◉昼の部
1、松竹梅
2、平家女護島「俊寛」
3、歌舞伎十八番の内「勧進帳」
4、六歌仙容彩「喜撰」

昼の部での一番のお楽しみは「俊寛」。近松門左衛門の作品です。島流しにされた俊寛達のうち一人が現地の可愛い女の子と結ばれて、その内赦免の船が来て島から出られる事になるんだけど、娘は乗せられないって事になって・・・。ラストの俊寛が非常にいいんです。
勧進帳は既に数回目。弁慶が主の義経を打つ、あのお話です。今回の弁慶は幸四郎さんです。普段はあんまり(失礼!)なんだけど歌舞伎で白塗りになるとすごい迫力。

◉夜の部
1、廓三番叟
2、祇園祭礼信仰記「金閣寺」
3、新歌舞伎十八番の内「春興鏡獅子」
4、処女翫浮名横櫛「切られお富」

夜の部は全部、どれも私のツボです。吉原が舞台の廓三番叟も好きだし、金閣寺も豪華だし頭の毛を振る鏡獅子も圧巻だし、切られお富は大好き黙阿弥の作品だし。寝ている暇なんかないのよ!
中でも「金閣寺」は思い出深いんです。というかこれをキッカケに私は本格的に歌舞伎にはまりました。私が観た時は福助さんの雪姫でした。あまりの奇麗さに連続で観に行ってしまったのです。今回は玉三郎さんの雪姫。キレイだったなあ(夢心地)。私は女方の役者さんに注目してしまいますね。
鏡獅子で毛振りをするのは勘三郎さん、ライブでの毛振りは大迫力でした。

初日の1月2日はテレビで中継されていました。この中継はどうやら正月恒例のようです。1月はその他にもテレビで放映される機会が多いので、歌舞伎に興味はあるけど観に行くのは、と躊躇している方にはおススメです。機会があったらぜひご覧下さい。

by usayamama | 2007-01-06 20:20 | 歌舞伎

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