十二月大歌舞伎 夜の部   

今年の歌舞伎納めです、多分ね・・・。
時代は異なるけれど、超有名人が作ったお話が並びました。

1、神霊矢口渡
 六郷川の矢口の渡し。渡し守の頓兵衛(富十郎)は、先の足利と新田の争いで、褒美の金欲しさに足利方の手先となり、新田義興の溺死に加担した強欲者。この家に、義興の弟の義峯(友右衛門)が、愛妻の傾城うてなを伴って訪れる。頓兵衛の娘で、父とは似ても似つかぬ気立てのいいお舟(菊之助)は、気品ある義峯にひと目惚れ。連れの女性は妹と聞き、積極的に義峯に迫ります。しかし義峯を新田の落人と知った頓兵衛は、再び金目当てに、床下から義峯を狙うが、刀の先を見ると、こには苦しむ娘の姿が。お舟は自ら義峯の身替わりとなり、彼らを逃がした。

作者は福内鬼外。これは江戸時代の学者平賀源内のペンネーム。
いつの時代にもマルチな人っているものです。お舟はきっとB型。ばーっと盛り上がって
いたもの。お舟を演じる菊之助さん(寺島しのぶさんの弟君)がとても可愛らしいです。

2、江戸女草紙 出刃打お玉
 かつて出刃打ちという曲芸で評判を取ったお玉(菊五郎)は、今は谷中の岡場所で
客を取る日々を送っている。ある日、敵討ちを前に緊張の面持ちで訪れた武士の増田正蔵(梅玉)に心打たれたお玉は、正蔵の仇討ちを、出刃打ちの技で手助けし、ひっそりとその場を去る。その二十八年後、おろく(時蔵)の営む出合い茶屋で、ふたりは再会を果たしますが……。

作者はあの池波正太郎さん。江戸情緒たっぷりの世話物です。
いつもながら台詞が聞き取りやすい菊五郎さん。笑い所もふんだんに取り入れている
のでリラックスして楽しめます。
そして二枚目がよく似合う梅玉さん、初々しい青年にぴったりでした。

もうひとつ「紅葉狩」がありましたが、都合上ここまでで早退。
年の瀬にほっと気が休まるひと時でした。
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by usayamama | 2006-12-18 23:17 | 歌舞伎

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