センセイの鞄   

私の本棚を覗くとそこは男性作家がずら〜〜っと並んでます。
女流作家の特に恋愛モノはあんまり読みません。
確固たる理由がある訳ではないんですが、気づくと好きな作家は♂が多い。
勿論例外はありますが・・・。これはその例外の部類に属します。

川上弘美『センセイの鞄』
駅前の居酒屋(多分赤ちょうちん系)で高校の恩師と偶然再開したツキコさん。
以来、居酒屋で一緒に飲んだりキノコ狩りしたり、お花見したり、旅行に行ったり(!)
憎まれ口をたたき合いながらも淡々とゆる〜く交流する二人のお話。

ちょっと不思議な感覚でした。二人の交流はとにかくクールです。
センセイもツキコさんも特別に魅力がある、と言う訳ではないんです。
それでもこの二人の何気ないやりとりがとても素敵なものになっているのは
川上さんの手腕です。
日常の中で見過ごしたり、あえて誰かに伝えたりもしないような感情を
とても丁寧に拾っていると思います。良いものを読みました。
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by usayamama | 2006-12-05 21:56 | 読書

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