芸術祭十月大歌舞伎 夜の部   

週末に行ってきました。
一番気になったのはお隣の席のおじさま。
お弁当の後に鞄の中からみかんを数個取り出し、食べ終わったら今度は
その鞄の中からお菓子がどんどん出てくる。ドラちゃんのポケットみたいでした。
夜の部は以下の通りです。


1、仮名手本忠臣蔵
●五段目「山崎街道鉄砲渡しの場、同 二つ玉の場」
●六段目「与市兵衛内勘平切腹の場」
一般に知れ渡っている赤穂浪士の討ち入りとはちょっと違います。
赤穂浪士の討ち入りを「太平記」世界に置き換えて描いている、フィクション。
当時の上演サイドと幕府との攻防が伺えます。でもバレバレですね。
大石内蔵助が大星由良之助といった具合ですから。

勘平は敵討ちの同志なんだけど、お家の一大事の時に女と情事に耽っていた
ちょっと間の悪い人物。ついてないわね。そして色々と早まって切腹しちゃうのです。
今回の勘平は仁左衛門さん、どこのシーンを切り取っても絵になる格好よさ。
何してても絵になります。勿論切腹も素敵でした。


2、梅雨小袖昔八丈「髪結新三」
江戸情緒たっぷりの大好きな河竹黙阿弥の作品。
黙阿弥作品に登場する人物はどこか歪んでいます。
正義の味方が主人公じゃなかったりする辺りも好き。ちょっと冷めたカンジでいいです。
このお話の新三も人の彼女を拉致・監禁しちゃうような、どうしようもない男。
いつの時代でも変な輩はいるものです。
幸四郎さんの新三でしたが、ちょっと立派過ぎました。
もうちょっとダメっぷりが欲しかった!

人気演目が揃った豪華な夜の部でした。
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by usayamama | 2006-10-23 21:06 | 歌舞伎

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